2007年12月06日

12月6日のザキ座

こんばんは、スタッフ㋙です。

本日は、イセザキエリアで発見したまちの財産ともいうべきものを、発信していきたいと思います。
(※ちなみに「イセザキ」としているのは、伊勢佐木町・若葉町などを1つのエリアとして広く考えているからです)
じつはぼくは、何を隠そう、イセザキの人間ではありません。
ですので、そういう来街者的な視点で思うイセザキの魅力、という形になると思いますが、
逆に前向きにとらえていただけると幸いです。

それでは本日はこちら、
 
 


いまや、大都市では見られない個人書店。
こじんまりした敷地の中に、ギッシリと本が並んでおり、店に入ると漂う独特の匂いが香るあの感じには、
ある種の懐かしさや、凝縮された知の宝庫という印象をいつも抱いてしまいます。
みなさんはどうでしょうか??

今日は時間がなくて、少ししか街を歩けなかったのですが、それでもたくさんの本屋さんがありました。
それって逆にすごいなぁと思います。

まだまだイセザキには沢山の本屋さんがあります。
もし興味があれば、みなさんも掘り出し物を探しにいらっしゃいませんか?  


Posted by ザキ座管理人 at 18:09Comments(0)イセザキの魅力発見!

2007年12月06日

詳細~「横浜市立大学×ABY」まちづくり会議~

こんにちは、先日は第一回「横浜市立大学×ABY」まちづくり会議の開催を速報でお伝えしましたが、
今回はその内容についてお知らせいたします。

横浜市立大学のみなさんに取材をおこない、授業の詳細を尋ねたところ、
4つの担当を設定し、4人ずつ班に分かれて作業を行っているということです。
会議では、その4つの担当班により、これまでに議論を重ねて出した企画案について発表が行われました。
以下で、その内容とABYの皆さまから出た意見を、簡単に紹介させていただきます。

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①都市マスタープラン班・・・企画のコンセプトと残り3班の方向性を示す
【発表内容】コンセプト→「ちょっと立ち寄るハマの下町」
・大岡川からイセザキモールにかけてのいくつかの道を縦軸として、人の動線を創る
・老舗を大事にしたまちづくり
・十人十色のまち(外国人の方など多くの生活主体の個性が生きるように)
・ふれあい・人情のまち
・アートイベントをきっかけに、芸術活動・起業など、創造的なまちに
・情報発信基地的な立場の街に

【意見など】
・大岡川~モールにかけてというのは、地元からすれば横軸というとらえ方だが、
 あえてこの軸線上に動線を作るというのは、逆に新鮮な波及効果を生みそう。
 Ex.従来の町内区画のバリアを取り除き、町内会の連携を生むきっかけになるかもしれない。
・その「縦軸」が魅力的な「脇道」になるといい→中華街の例。まちに慣れた上級者用が開拓したくなる。

            
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②空き店舗活用班・・・文字通り現状で空き状態となってしまっている店舗の活用プランを考える
【発表内容】コンセプト→「目指せ!!にぎわいのある町」
・魅力的な新店→集客力→経済的活性化→イセザキブランド確立(ここにしかない)
・シアターを基盤として考える(→ザキ座の活動にも関連しているため)
・映画産業関連コンバインドショップ(DVD販売+カフェ、CD販売+バー。リクエストに応じて映像を放映するなど)
・パーティ会場コンバインドショップ(パーティや結婚披露宴+ピアノ・ダンス発表会・手作り映像放映サービスなど)
・エンターテインメントシアター(アミューズメント要素を含めたシアター。プラネタリウムシアターなど)
・空き店舗利用者を商店街全体で選考するなどのシステム。

【意見など】
・現在の空き店舗の実情では、面積的にも制約があるので、そこも意識する。
・空き店舗が空きである理由も考える必要がある。
・現実的な方法としては、企業や行政などスポンサーを引っ張ってくるようなプラン立てがいい。コラボレーション。
・実現に向けたロードマップ、1年~5年~10年などに分けて長い目で見るのもいい。

               
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③イベント戦略班・・・アートイベント開催中からそれ以後にわたって、まちに活気をもたらすためのイベントを考える
【発表内容】コンセプト→「大岡川~イセザキモール~大通り公園、3つの軸線展開」
大岡川・・・水質改善→散歩道としての整備・ペットの散歩→川を活かしたイベント・川に電球をちりばめて天の川のように、など。新名所になるかも。
イセザキモール・・・コミュニティの場を活かした商店街づくり=地域ぐるみのイベントの開催。ギネスに挑戦など。また、トリエンナーレ期間中に、フェイスペイントを人たちにモールを歩いてもらって空間を演出したり、まちにきていた人が何かのF・ペイントをするとどこのお店では割引きがあるなど、商店との連動も。同じくF・ペイントを利用したスタンプラリーなど。
大通り公園・・・まちゆく人が触れたり遊んだりできるアート作品の展示。ストリートアーティストの演奏。小中学生に自由なテーマで撮ってもらった写真を通りに沿って展示する。スポーツ系イベント(体育祭のようなものやストリートスポーツなど)。
道を使ったイベント・・・伊勢佐木の道路を使って、すごろく・あみだくじのようにして街を歩いてもらう。

【意見など】
・単発なものと恒常的なものと分かりやすくしてほしい。
・商店街を絡めたイベント。コラボレーション。
・他の班との連動性をもった、たとえば空き店舗利用につながるようなイベントも考えてみるとどうか。
・学生が設定した3つのエリアをつないで、回遊性を持たせるようなイベント。
・どうせならまち全体(ハードとしての道・建物もソフトとしての商店・人)を巻き込んだイベントを考えてみてはどうか。たとえばRPGのように、いろいろな店で買い物をしたり、人に話しかけることでヒントをもらい、一つのゴールに近づいていくというような。最後に出た、すごろくのようなイベントはいいと思う。

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④情報発信班・・・上記の内容をどのような方法で様々な人に向けて発信していくのかを考える
【発表内容】コンセプト→「ホームページ上のテレビ局」
・商店街にスポンサーになってもらって番組を製作し、ホームページ上で動画を発信。
・アートイベント、空き店舗活用の取組、イベント情報、シアターについての情報を放送。
・地元の方々、学生、芸能人、アーティストなどの出演。
・サイト内の意見フォームやBBSで視聴者の意見を受け付け、双方向性の実現を図る。
・紙媒体としては、各商店で発行するレシートの裏側にイベント情報などを記載する。

【意見など】
・スポンサーについては、イセザキを応援してくれる企業を探すという手段もある。
・QRコードを利用した方法。→各商店にQRコードを表示したディスプレイを設置してもらい、お客さんに自由に携帯で読み取ってもらう。
・検索の問題。動画はウェブ上ではなかなか引っかからない事実。
・動画コンテンツの難しさ。面白くないと見てもらえない。
・通信機能付き機器(iPodTouch PSP ニンテンドーDSなど)を利用した、情報発信。(なかなか難しいか)

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・・・と、このような内容でした。厳しくも暖かい意見で、認めてくれたところもたくさんあったと、学生たちは喜んでいました。
今回の会議でいただいた意見を参考にして、彼らの企画はこれからさらにブラッシュアップされていくことでしょう。
今後の彼らに期待しましょう。
  


Posted by ザキ座管理人 at 15:37Comments(6)まちづくり会議